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読書感想「段取り」の鉄人

「段取り」の鉄人―四川飯店・陳健一が語る一流になるための仕事術

料理の鉄人で中華の鉄人だった陳建一氏による本。

主に段取りを強調されていますが、どちらかというと印象的だったのは

料理人はサービスマンたれ

という考え方ですね。

おしゃべりで、積極的に客とコミュニケーションを取るのが好き、お客さんに楽しんで帰ってもらうのが第一と考えていますね。

彼のモットーは、

最高の復讐は、相手よりも幸せになること

だそうです。

著名な有名人であるため、イベントで腕を振るうこともあり、サービスマンに笑顔で接するべきと苦言を呈することもあるそうです。

自分が社長を務める四川飯店の厨房は自由に見学してもらってよいとしており、そうなっても問題ない職場にすることを徹底されております。

経営者として厳しい一面もあります。

やる気のない仕事をするなんてプロではない、具体的には1年目、2年目ならまだしも、3年目などでため息をつくようではさよならだとまで語ってますね。

今の職場でよくため息をつく人を知ってますが、これはなかなか厳しいですね。

四川飯店では10年やって人は良くても料理がうまくない人には辞めてもらうしかないとも語っています。

新しい支店を出す際、目標値を決めておき、それを満たせない場合には、閉店するしかないとも。