美味しんぼの作者・雁屋哲さんによる本で。美味しんぼのエピソードのベースになった体験などをエッセイとして語られている本です。
- 筆者の好きな目玉焼きの焼き方はターンオーバー。フライパンを高温で熱して、片面を焦げ付く手前くらいまで焼いて、ひっくり返す。3,4秒で出来上がり
- とにかく白身が半生だと気持ち悪い。しかし、難易度は高く、奥さんが失敗して黄身が弾けるようなことが度々あった。
- 出身地は中国(終戦後、日本に引き上げた)ということもあり、中華料理が好き。
- 筆者は別にグルメというわけでもない。本当のグルメは、鮎を食べただけで、どこの川のどこの支流のものかまでわかる。
目玉焼きは、美味しんぼとしては、世界目玉焼きシンポジウム、考えてみればありえない空想のシンポジウムが描かれています。
ヘッドセットをつけ、完全同時通訳で議論を行い、目の前にはカセットコンロにフライパン。
主人公の山岡は目玉焼きの実演をしてくるのですが、読んだ当時は、実際にあるんじゃないかと錯覚してしまうくらいの現実味があったんですよね。
色にこだわりのないアメリカ人なのに、目玉焼きについては焼き方を聞いてくるぐらい。
そんな中、筆者は、ある客が、細かく刻み始めたのを見て、自分が悩んでいたことはなんだったのかと衝撃を受けたのだそうです。
この細かく刻むシーンは、美味しんぼの世界目玉焼きシンポジウムではダメ出しされています。
実体験をうまい具合に盛って話にしたなあと思ったものです。
