これは、今の会社に転職した直後に読んでおけば良かったなという本です。
どちらかというと、私のような一生ヒラの身より、それなりに出世して、そこからキャリアアップしていく人の転職へのアドバイスという気がしますが、それでも、うんうんなるほどねと肯かされる本です。
その頷いた点をいくつかを挙げていきたいと思います。
歓迎されなくて当然
本では、あなたのために「出世が遅れる人がいる」ために歓迎されないという理由です。
この理由は私としては経験はないのですが、入社直後の歓迎されないのは確かです。
IT業界の会社なのに、入社したら、自分のPCが用意されていない。
こんなのザラです。
会社の仕組み上〜とかしょうもない理由もありますが、主な理由は自分が採用されたのは手が足りないからと私は考えるようにしています。
なかなか言えないウチの会社
よく採用側からすると、前の会社が嫌だからという人は採用しない、これがしたいという人を採用するという話を聞きます。
〜が嫌だからいう思いが強ければ、転職しても成功しない、という論理は間違ってはないと思います。
しかし、不満がない会社を辞めるのでしょうか?
今の仕事も良いが、本当はこれがしたいという言い方も出来はしますが、それは物の言いようで、要は今の仕事が嫌、もしくは満足していないから転職するのです。
にも、関わらず、前の会社が恋しくなるのです。
これは私はそうでした。
会社の同僚で、私の後に中途で入った人に聞いてもそうでした。
思い出に耽るように、振り返ってみれば、前の会社の良かったことを思い出して思い出を美化してしまうもの。
また、新しい職場になかなか馴染めないものです。
私もウチの会社と言うより、前の会社の話をしてしまいがちでした。
しかし、過去には戻れず、今しかないので、今の会社に馴染むしかありません。
無理でもウチの会社と言うようにすると良いそうです。
会社のことを考えるのは時期尚早
私自身、入社した直後、ハネムーン期間が浮かび、100日間、つまり3ヶ月以内に結果を出そうとして、無理をしてしまいました。
いらんことに手を出したり、色々考えすぎてしまったり、結果に結び付かず、どっちつかずになってしまいました。
まずは、与えられた仕事で結果を出して、信頼を得ることです。
セクショナリズムには上司やメンターを頼る
会社には暗黙の了解があって、特に書いてないしきたりがあります。
ちゃんと書いておけよ!
とか
仕組み化しておけよ!
というのが、私の本音ですが、そういうことはどの会社でもそうなので合わせるしかありません。
また面倒なのはセクショナリズムです。
同じ部署であれば、聞けば教えてくれるので、なんとかなりますが、セクショナリズムになるとそうも行きません。
このセクショナリズムが、最も、仕事をしていて悩むことの一つです。
ここで誰に聞くべきか、自分で判断して行動すべきなのか、困りどころです。
本によると、セクショナリズムについては、上司やメンターを頼れとのことです。