転職活動をしている時期、転職エージェントから、面接で聞かれる項目で
技術選定の基準
という言葉を目の当たりにしたことがあります。
その当時は、私は技術選定をする機会がありませんでした。
なので、どこかでみたWeb記事を鵜呑みにして、「少し先を見る」と答えてましたね。
(当時の会社の方針としては「枯れた技術を使う」でした)
その考えも良いとは思うんですが、今の会社で少しは技術選定をする機会があって、自分の考えが出来てきました。
それが
後ろを見る
です。
この言葉は株式会社アークウェイの森屋 英治さんという方が『ベテラン技術者に聞く、「その .NET アプリ、クラウドでどうモダナイズするの!? 」』というde;code2019のセッションで言っていた言葉です。
https://eventmarketing.blob.core.windows.net/decode2019-after/decode19_PDF_DT52.pdf
この言葉の意味は、「他のメンバーは、その技術で面倒を見れるか」です。
以前、サーバレスのAPIを開発するとき
- クラウドプラットフォームは、サポートサイトと同じGCPプロジェクトに相乗り
- 言語はJavaScript
そんなに負荷がかかるAPIでもなかったので、別にAWSでもGoでも良かったです。
私としては、PythonとGCPでサーバレスにしたかったんですが、JavaScriptにしておけば、今のチームの他のメンバーでも面倒見れるでしょ、というところでした。
PythonとかGoはできる人が一人もいませんでしたからね。
デスクトップアプリケーションを作り直すときも個人的には WinFormsではなく、WPFで新しく作り直したかったです。
しかし、チームのメンバーがWinFormsなら大丈夫という人がいましたし、そんなに定期的に保守改修するアプリケーションではないし、元のプログラムを開発した人がいたから、既存のコードをなるべく残した改修にしました。
といった具合で、なるべく、他のメンバーでも面倒が見れることを意識してきました。