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読書感想「スマホ脳」

スマホ脳(新潮新書)

一般成人が1日平均3時間を使っているスマホにまつわる話です。

ストレス

祖先は明るい希望より脅威の方が多い環境に生きてきた。ネガティブな感情は脅威に繋がる

よって、ネガティブな感情はポジティブな感情に勝る。ネガティブの感情の根源はストレスにある。

ライオンに遭遇したら、素早く反応しなければならない。よってストレスを感じると心拍数が上がる。食事や睡眠などを後回しにしようとする。

また、間違えて鳴らないよりは、鳴りすぎる方が良いということで扁桃体は敏感にストレスのシステムを作動させる。

ストレスはネガティブな効果でだけではなく、思考を鋭くする効果もある。ただし、ストレスに晒され続けてしまうと激しい疲労感を招くことになる。

スピーチ恐怖症

人前で喋ることに対する恐怖。スピーチ恐怖症という言葉がある。

他人の目が自分に向くとなぜ居心地が悪いのか。これは、人間の進化の過程で共同体から追い出されないことが何よりも重要だったからである。

スマホとストレス

と、まず、ストレスについて本書では延々と説明しています。

現代人はもうスマホが手放せないのです。スマホを手放してしまうとストレスに襲われ、スマホを持っていても不安に駆られストレスを抱えてしまう。

SNSを使うほど孤独を感じてしまう、SNSで他人と比較してしまい、自信を失ってしまうとも言います。

タブレット学習は幼児に向いておらず、スマホにより若者は眠れなくなったそうです。

スティーブ・ジョブズは自分の子供が小さいうちにはスマホを与えなかったそうです。ジョブズスマホの可能性と、それが人間にとってどんな効果があるかまで見通せていたようです。

研究も時間がかかるため、研究も追いついていません。筆者はだから気をつけた方がいいと述べています。

集中力が落ちた、前より不安になったといったことがあればスマホを疑った方がいいと。