面接担当者の任務とは、応募者のスキル、資質、過去の行動を明らかにする質問をして、短い時間に最大限明確に応募者の人物像を把握することである。
と前置きした上で、本書は以下の2章立てになっています。
- どういう質問をすべきか選べ
- どういう回答が好ましいか選べ
応募者の経歴や経験を知る。効果的な面接は次のうちどれか?
- 履歴書に沿ってあなたの経歴を説明してください
- 自己紹介をしてください
- 自分自身を一言で表現してください
最も効果的なのは「自己紹介をしてください」です。
質問
- なぜは使ってはいけない。応募者が身構えてしまう。
- 「はい」か「いいえ」で答えられる質問はNG
- 行動に関する質問をする
- 他人から見てどう映るか聞くことで客観的な答えが得られる
本書が紹介する質問の中でよさそうなのは
- 周囲とのコミュニケーション力を知る
- 今の会社でどのような関係を築いているか、説明してください
- 応募者の積極的なコミュニケーション能力を知る
- 職場で他の人と意見が対立した時のことを話してください。
- ないというのは消極的な可能性がある。さらに質問を重ねる可能性がある
- 職場で他の人と意見が対立した時のことを話してください。
- 募集職種に意欲的に取り組めるかどうかを知る
- これまでで最もやりがいを感じたことについて話してください
- 募集職種についた場合の応募者の適応力を知る
- 前の仕事と今回の仕事とでは、どのような違いがありそうですか
- 職場に求めているものを知る
- 今回募集している仕事に関して、あなたにとって最も大きな課題はなんだと思いますか
- 目標を知る
- 短期の目標と長期の目標をそれぞれ挙げてください
回答
- 一般論ではなく、具体的な事実になっているか
- 組織が行ったことではなく、自信が行ったことか
また、こういう回答があったら、どういう掘り下げをしたら良いかということも書いてあります。
これも大事なことだと思っています。
この手の質問をされたことがありますが、模範回答のような答えがスパッと出せる訳ではありません。
僕が相手にするのは人前に立って喋るよりもパソコンを向き合うことが多いエンジニアですから。
いきなり言われて、思い出すだけでも四苦八苦するのですから。
まずは、断片的な答えでいいので、そこからこちらがどう掘り下げて、思い出してもらえるかも大事でしょう。
面接担当者が犯しやすい7つのミス
- 第一印象に惑わされる
- ぶっつけ本番で面接に挑む
- 面接担当者が話しすぎる
- 好ましい回答を相手に察知させる
- 「はい」か「いいえ」で答えられる質問をする
- 応募者を不安にさせる
- 面接の方向性をコントロールしない