なかなか味覚の不思議に科学的に迫った面白い本だなと思いました。
- 甘いものが好きな人といい人は高い相関にある
- 舌の左右が分かれる線だけは味盲
- 甘味、酸味、などを舌の別々の部分で感じる舌の味覚地図は間違っている。実際には違う部分でも味は感じられる。
- 味覚は正常でも嗅覚に異常があるとものを楽しく味わうことができない。ベーコンの風味は嗅覚で味わっているのであり、舌で味わっているのは塩味だけ。
- 年を取るについて嗅覚も衰えてくる。80歳を過ぎると半分の人が嗅覚を失う。
- 暗い照明で食事をすれば食欲も落ち着く。ファーストフードは明るくして、すぐに食べて店を出て行ってもらうようにしている。
- 四角より丸い皿で提供した方が甘さを感じると言われる。
- 赤は本能的に警告を促すので、食べ過ぎないようにしたければ赤い皿に盛ると良い。
- 音楽も味覚に影響する。聴いている音楽で同じワインでも感じ方が違うという。また大音量の中では飲み過ぎる傾向にある。
- 人は、食べ物が目の前から完全になくなるまで食べる傾向にあり、食べた分を把握するのは苦手。よって、たくさんのものを皿に持ってしまうと食べ過ぎてしまう。
- ビュッフェでは食べ物より遠くに座ると良い。近くにいるとたくさん食べることになる。
- 大勢で食べると食べる量が増える。
- ながら食べは危険。食べ過ぎてしまう。食べ物を食べることに集中することで、食べ物をよく味わえる。