筆者独特の表現、「支出の痛みに麻酔をかける」、ルイ・ヴィトンの秘密が紹介されます。
日本でも商品力のある良いものはある。それでも高いお金を出して買ってもらえない。
ルイ・ヴィトンは買ってもらえる。
そこには、フランスの大統領の名前は知らなくても、フランスのブランド名なら知っているという知名度。
やはり伝統による力。クリスチャン・ラクロワをゼロから立ち上げて失敗した例が、伝統の大事さを痛感させます。
新店舗開店時にはメディアが集まるようなセレブを集めた派手なパーティーや記者会見を行うようなプロモーション。
加えてブランドイメージ。オードリー・ヘップバーンの映画にお金持ちであることを表すアイテムとしてルイ・ヴィトンが登場するようなミューズ、アンバサダーと称される存在。
後半はルイ・ヴィトンが所属するグループであるLVMHについて詳細に解説されています。
シャンパンのモエから時計のタグホイヤーまで所属しています。客層とアイテムが被らないようにしています。ポートフォリオの見本ですね。