仕事でJIRAのcsvインポートを散々実施して、つまづきながら、学んだこともあったのでメモ。
要約は必須
csvインポートについて、要約(JIRAのタイトル)は必須です。
これは、課題キーを指定しての更新も例外ではありません。
更新するのは要約以外のフィールドで、要約を変える必要はないのにという時も要約を指定します。
インポートできるのは該当プロジェクトのフィールドのみ
インポートする際に、csvの列とJIRAのフィールドの紐付けを行いますが、JIRAのフィールドとして選べるのはプロジェクトの画面項目のみです。
なので、該当プロジェクトに関係ないフィールドを割り当てることはなくなるのですが、困るのが課題タイプです。
複数の課題タイプを選べるプロジェクトであれば、課題タイプを指定したくなるのですが、出来ないというのに頭を悩ませました。
これについては、画面項目に課題タイプの項目を追加しておけば良いです。
実際のJIRAの画面では課題タイプが編集できるようになるという弊害があると思ったのですが、そんなことはありませんでした。
チェックボックスなどの複数値のインポートについて
複数値は以下のように同じ項目名の列を複数作成して、値を一つずつ入れます。
A,B,Cなんてことをしたら、A,B,Cという項目名が生成されてしまいます。
|要約|チェックボックス|チェックボックス|チェックボックス| |AとBにチェックを入れる|A|B|| |Aのみチェックを入れる|A||| |A,B,C全てにチェックを入れる|A|B|C|
管理者でしか出来ないこと
課題の更新や、インポート時にJIRAのステータスを設定することは管理者でなければ出来ません。
検証環境を用意して行った方がいい
大掛かりなインポートであれば、いきなり目的のJIRAプロジェクトにインポートしてしまうよりは、目的のJIRAプロジェクトをコピーして検証用環境を用意した方が良いです。
担当者はインポート時に、JIRAアカウントを生成したりするのですが、変なアカウントが生成されてしまったり、元のデータがおかしいせいで変な課題が出来てしまうことがしばしばです。
そもそも課題すら正しく生成されず、本当はインポートされてなかったということが起き得ます。
インポート後にはインポートログを見て、WARNINGが起きていないか確認しましょう。
また、インポート時の設定はダウンロードをしておきます。
正しく、インポートできていれば、このインポート時の設定を使い、目的のJIRAプロジェクトに変更して、インポートすれば同じようにインポートできます。
CSVインポートは簡単な作業ではない
他システムや Excelで管理されているCSVインポートは簡単な作業ではありません。
- 元のデータがおかしかった
- 要約が空のために課題が生成されなかった
- 担当者の氏名をJIRAアカウントにマッピング
といったことに悩まされました。
データがあれば、1日でなんとかなるでしょうとは、安易にできると考えないことをお勧めします。