自社では、上司によりけりですが、1on1をやっています。
そのため一度は読んでおきたかった本がこれです。
冒頭の漫画
冒頭の漫画による2つのケースがイイです。
- PCを見ながら他人事のように受け答えする上司
- 身を乗り出して部下の話を聞く上司。
どちらが良いか?
言葉で考えれば判断出来ますが、見れば実際のイメージとしてよく湧いてくるものです。
漫画という媒体の表現力の高さを感じますね。
それだけでなく、具体的なやり取りも紹介されており、理屈だけじゃない相当実践的な本です。
今日は何を話そうか
ヤフーの1on1では、これが最初の言葉になっているそうです。
話すことは上司が決めるのではなく、部下が決めるための言葉です。
コーチング・ティーチング・フィードバック
私もそんなに経験があるのではないのですが、1on1は上司が部下の悩みを答えて、上司の見解で意見を述べて助けを差し伸べるものではありません。
あくまでも部下が答えを出すためです。
そのためには上司は、
部下が答えを見つける、ということは、劇薬でも、特効薬でもありません。
一度や二度やって、すぐ変わるわけではないでしょう。
会社で、あの人、いつも1on1やっているなーと感じることがありますが、そういう意図があるからでしょう。
前の上司とは毎月やっていたのですが、1回に1時間かかってしまうので、忙しい上司の時間をこれだけ使ってもらってお互い明確な答えも出ないのは費用対効果としてどうかなあというのはあります。
ただ、あるマネージャーを見ていると、この人は部下とのコミュニケーションが取れてないのでは?と感じることがあります。
よって地味に効く、やってないと響いてくるというのはあるはずです。
最後にヤフーは人材開発企業であるという章があります。
確かに1on1は部下に答えを出させるため、長期的な視野で見た時に部下にとって良い手法の一つでしょう。