より良いエンジニアを目指して

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パンソロジー

パンにまつわる短編集となっています。

正直、全体的には面白くない話の方が多いのですが、興味深いエピソードもありました。

96年に各メーカーのトースターを2000枚焼いてみて、2000枚目でも淡くなくこんがり焼けるか耐久テストしてみたという記事も紹介されています。

洋食屋のトーストは、前々日くらいにオーブンで水分を抜いてから焼き色をつける。するとバターがスイスイ塗れる、というくだり。

そんな気の利かせ方があるのかと感心しました。

サンフランシスコの人気店タルティーヌベーカリーのチャドさんは、かつてパンの発酵種を何があっても死守すべきと、休暇でも持ち歩き、映画館の中でも餌やりをしていたそうです。しかし、いくつかロストしてから鷹揚になったそうです。発酵種は自然にあるものであり、生まれより育ち、面倒を見ることが大事なのだそう。餌やりをまめに行い酸っぱくならないようにしたフルーティーなブレッドになるようにするのだと。