世の中にはいい加減な健康の話が溢れている。そんなことを語る本です。
本書の中でも驚くべき話が紹介されます。
私の母も、健康本に書かれている健康法を、家で試していたりします。いたたまれないですよね。信じるな、といっても「本に書いてあることだから」と、頑なで。高齢者では特に、本という媒体への信頼感が強いんです。母には「そんなの 9割ウソだから、作ってるのオレだから」といいたいです。
医療は不確実
それは、医療を受ける側のヒトという生き物が、あまりに複雑で、多様だから。
同じ空間で過ごしていても、自分は風邪を引き、隣の人は引かなかった、という経験があるでしょう。アルコールに強い人もいれば、弱い人もいru。
医療は難しい
卒業後 2年間の初期研修、 3年間の後期研修を経て専門医の資格を取得し、ようやく駆け出しくらいには認めてもらえる
と筆者の先輩医師は話していた。
駆け出しまで 10年以上。医療情報を正しく扱うというのは、本来、これくらいの訓練が必要。
禁止ワード
ダイエットのときの「すぐに」「ラクに」「だけで」など、簡単に健康になれるように謳うもの。こういったものが禁止ワード。
疑った方が良い。