ランドーというのはブランディングを手掛ける企業で、創業者のウォルター・ランドーは
製品は工場で作られるが、ブランドは心の中で創られる
と言ったそうです。
アパートから始まったものの、フェリーボードを本社として構えたところから現在のランドーが始まります。
船から見える景色は、日常とは違う視点を生み出す。私たちも既成概念に捉われず、クリエイティブな発想を常に心がけよう
と伝えたそうです。
そんなランドーが手がけたブランディングが紹介されています。シトロエンのような世界的な企業からアゼルバイジャンといった国までブランディングしています。
これだけの大きなクライアントを相手にしているのでロゴのデザイン案は200も出し、その中から展開する海外での文化や商標、宗教に問題ないことをネガティブチェックを行って、選んでいく形になるようです。
その中で自分としてはいわて蔵ビールのブランディングが鮮烈に心を打たれました。
- 蔵の中で地域、文化、人、酒など、さまざまな価値が育まれていること
- 平易で社員にとってなじみのある言葉「蔵」と「Craft」を掛け合わせた日本語と英語のレトリック
- 単にビールをクラフトするだけではなく、ものづくりを通して人々が喜ぶ瞬間をクラフトする
- Craft the moment(喜びの瞬間を醸造する)
そこからオリジナル書体、蔵のレンガや自然を落とし込んだ模様。
こんな仕事をするのか、と感嘆しました。