飲食店の予約台帳/顧客台帳サービスを提供しているトレタの社長による本です。
これからの飲食店についての考えが述べてあり面白いなと思いましたね。
今、革新的な飲食店が登場しているそうです。
支払いはキャッシュレスによりレジ締め作業は不要、掃除は清掃ロボット、調理は、セントラルキッチンで調理した冷凍食品を温めるだけ。
Amazon Goでは無人レジですが、店員はいます。彼らが行うのは商品の補充とお客様への声がけ。
店員が一人だけで、セルフサービスでビールを注いで、注いだ分だけキャッシュレスで支払い、料理は持ち込み自由のビアバー。
テクノロジーによって飲食店には変革が起き、それが現在の飲食店のブラック企業体質を変えつつあるといいます。
しかし、その変革の中で生き残るには3つの要素のどれかに抜きん出ていないとならないと筆者は述べています。
その三つの要素が
- 人
- 商品
- 場
です。
人は接客です。テクノロジーにより覚える必要がなくなり、調理も簡単になるのであれば、頭脳労働や肉体労働ではなくなり、あとは看護師や介護士のような感情労働が出来るかが重要になります。
それだけではなく、キッチハイクという食事会を募るアプリが登場しているそうです。
商品は、言わずもがな料理となります。商品に特化したサービスとしては、デリバリー専門店や、料理人出張サービス。
そして、場は、東京タワーの見えるタワーマンションの一室を貸し出すといったロケーション。
その中でも商品で抜きん出るのは覚悟が必要で、人と場で、常連さんを確保する方が良いと述べています。
また、ダイニングアウトという15-20万もするが、世界で注目される料理人を呼び、地元のスタッフで開催する野外のレストランも登場しています。