AWS Innovate Online Conferenceは、オンラインで観れるセッションです。
10/1から11/5までの期間ですが、気づいたのが11/4とギリギリ前日だったので、軽く観た感想を。
メインで観たのが利用事例です。これがまた豊富で、AWSのシェアの高さを感じさせます。
その中でも自動車業界。CASEと言われますが、つながる、自動運転、共有、電気自動車といった大変革を迎えようと言われています。
これらの様々なニーズに応えている、
と。半ばポジショントークを差し引いても、魅力的かつ具体的な話題に溢れていました。
次が、ヘルスケア。
私も医療業界に携わったことがあり、注意深く観ていました。GE、こんなこともやっているのかとか。
Amazon Comprehend Medicalというサービスが気になります。医療テキストから正確に情報を取り出すというものです。
AWSではなく、IBMの話になりますが、国立循環器病研究センターでWatsonを使って、電子カルテ上の情報を抽出するという話を思い出しました。
胸痛という言葉を英語でChest Painと呼ぶが、CPと略したりするため、正確に抽出するのが難しいという話です。
IBM WatsonのケースはWatsonを医療向けに導入したと思うのですが、このAWSのサービスは予め医療向けにチューニングされたサービスを提供するという形になります。
医療業界は、ハイリスクハイリターンな業界であるため、うまく行けば儲かります。
それを見越してこうしたサービスをAWSは投入してきたか!という印象です。
クラウドベンダーは、汎用的なサービスを提供して、その先はユーザーに向けて使いこなしてね、というサービスを提供してきましたが、ここまで来ると直接ユーザーとクラウドベンダーがつながっているように思えてきます。
ユーザーとクラウドを橋渡ししてくる我々、開発者も必要がなくなるのではないかという危機感も感じました。
全てをクラウドベンダーに飲まれてしまうのか?
いえ、昔、プログラマーなんていらなくなるという評論家がいましたが、逆に現代はITエンジニア不足です。
先のことはわかりません。
とはいえ、少ししか見ていませんが、Google Cloud NextでGoogle Cloud Platform、Microsoft界隈をうろつくことが多いのでAzureも見てきましたが、AWSは多種多様なサービスで攻めてきている。
AWSはとっ散らかっていることもあり、私はGCP,AWS,Azureの中でAWSを一番応援していません。
それでも、AWSに勢いがあるのは認めざるを得ませんでした。