これはなかなかアタリの本でした。
リモートワークを行なっているシックスアパートの広報である筆者が、リモートワークについての105のことを取り上げています。
オンライン会議は顔出しすべきか?なんていう、素朴な疑問についても筆者の考えを述べています。
- こまめに発信して存在感を示す
- 真面目に出社して働く姿は評価の対象にならない。
- 今取り組んでいる活動とその意義についてこまめに発信することが、リモートワークに求められる新しい「真面目さ」
- リモートワークのベースは信頼
- 良いチームでいるために、信頼し合える仲間でいる努力をする
- 信頼関係を培うベースは、ちゃんと様子が見えていること。
- コミュニケーションは「言葉」で伝える
- 何かをしてもらったら、「ありがとう、助かりました!」と伝える。
- 良い意見であれば「その視点は新しいね」と伝える。
- 多くの人が互いに感謝を伝え合う関係を築くことができると、より良いリモートチームに近づいていくと思われる。
- (ただ、前職ではこの感謝を伝え合うシステムがありましたが、形骸化してましたね…。あまり嬉しくないのと、いちいちその都度システムを使うのが面倒)
- 曖昧な言葉遣いはやめる。YESかNOかはっきりさせる。
- 言葉のすれ違いに労力がかかる状態を「コミュニケーションコストが高い」と言う。これではスムーズに回らない。
- 相手の言葉を悪く受け取らない
- 一言だけ返ってきた。私のこと呆れているんだろうな。などと書いていない行間を読んでも、ストレスに感じてしんどくなるだけ
- 個人のフィードバックは、直接対話できる方法で
- 個人に対してのフィードバックは、ネガティブなものでもポジティブなものでも、1対1で伝えるのが良い。
- 朝イチは、昨日のやりかけの仕事をやる
- とりあえずメールを見ていたら気がついたら1時間経っているということになりかねない。
- オンライン会議の最重要マナーは「耳障りなノイズを出さない」
リモートワークをする環境
- とりあえずノートパソコンを置くテーブルがあればOK。
- デスクは、すでにある家具でも十分
- もっとも重要なのは椅子。
ローコンテクストに伝えるためのポイント
- 相手に的確に伝え、返信してもらうために、必要な言葉を省略しないことが大事。以下の内容が過不足なく含まれているか確認する
- メッセージの宛先
- 主語や目的語
- 背景や意図や目的
- 正確に伝わる言葉を使う。以下の点に注意。
- 期間。少し早めではなく15分前。明確に期間を伝える。
- どちらの意味にも解釈できる言葉は避ける。解釈を迷わせないこと。
- 話の目的を話そう
- わからない時は、それをそのまま伝えよう
- 返事には理由も添えよう
- 1投稿1トピックにする
いつものメンバーなら顔出ししなくてもいい
- 対峙するのは顔ではなくて議題
- 通信量が増えてパソコンの処理が重くなる
- 自分と家族のプライバシーを守るため