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読書感想「病気はなぜ、あるのか」

社内の勉強会で、「進化医学」という言葉を初めて知りました。

進化が現代の環境の変化についていけないから現代病が存在するというのです。

進化医学について知ってみたいということで読んでみたのが以下の本です。

病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解

冒頭で、人体はよく出来ているのによく出来ていない様を描くくだりは確かにそうだよな、なんでだろうという知的好奇心を煽るには十分なものでした。

現代病の代表的なものが近視でしょう。

大草原で狩猟をしていた人類から進化したことによって、机の上に長時間ずっとしていることには適応していない。よって近視になってしまう。

進化は少しずつしか行えません。遠くしか見なかったから、近視になることを防ぐようなことは出来ないのだと。

また、痛風の尿酸も意味があります。

尿酸は有害な酸素の類に対して有益な活動をするそうです。

なかなか、興味深い本で、知的好奇心を満たす本なのですが、残念なのが、いかにも学術的な本で難解で読みづらいことです。

もっと簡潔に書きようがあるんじゃないですかね。