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読書感想「NASAより宇宙に近い町工場」夢を叶えるメソッドがここにある

筆者は「どうせ無理」という言葉をこの世からなくす。霊感商法だけが不景気知らずと言います。

自分だって何か出来るんじゃないか、夢を叶えることが学べる本です。

とにかく従来の考え方とは違います。

製品をつくらず、売らない方針

宇宙開発もしていますが、パワーショベルにつけるマグネットを製造している会社。

北海道か本州に売ろうとすると間に入って売ってくれる会社があるものの、彼らは中間マージンを取るだけで、故障したりしても何もしてくれない。

謝罪して、無料で修理させられる始末。

そこで筆者は、壊れないものをつくるために、故障したものを全部回収して、壊れた原因を調べることにした。

壊れたらすぐに取り替えられる仕組みをつくり、全部回収する。

お金はかかるが何されても壊れないように製品を改良した。1年半も続けたら、永久保証が出来るものになった。

これが世の中に行き渡ったら終わる。

値切る人に売らず、納期を待てない人にも売らないようにした。

そうすることで、見込み生産も在庫もしなくてよくなった。

誰もコピーはしない。

なぜなら、壊れない製品をつくってしまえば、サービス部門を食わせられなくなってしまう。

余らせた時間で

余らせた時間で、新しいことを学ぶ。

爆発しないロケットを作っている大学教授と協力して宇宙開発に取り掛かった。

宇宙で使う部品は、誰も保証してくれない。では、使えないのか。そうではない。

不安だと思ったら、自分たちで繰り返して試して自分たちで信じればいい。不安は、これでしか克服できない。

お金で克服できるものではない。

これは人生も同じ。誰かが保証してくれる人生なんて存在しない。

繰り返して試して自分で信じる。

本の中では、とにかく、繰り返し試す、自分で勉強するといった言葉が登場します。

そうすることで、どうせ無理ということを取り除く。そうした積み重ねが不可能を可能にするのだなと感じました。