バルミューダの社長の自伝です。
全体的に淡々と客観的に書いているせいか、暗い印象を受けました。
しかし、すげえな、と。
高校中退してスペインなどを旅行し、帰ってくると曲作って、レコーディング会社と契約。
企業のスポンサーを得て多額でデビュー曲の準備をするも途中でプロジェクトは中止。数千万円もかけて曲を作っていたそうです。
一度は売れる曲を作ろうと自分を曲げてしまったことを反省し、自分なりに作りたい音を求めてバンドを作ったものの、バンドメンバー一人が嫌だというので解散。
そこから、今のバルミューダ立ち上げに繋がる製造業に飛び込むことになります。
肝心のバルミューダの話はあまり紙面を割いてません。
他の人にはないような濃密な人生を生きてきた筆者だからこそ実現することのできるポリシーが製品に反映されているのでしょう。