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読書感想 永遠の途中

仕事に生きる女性と家庭に生きた女性の対比を描いた小説です。

2人の女性の視点で交互に切り替わり描かれ、女性週刊誌で連載されただけに、区切りよくテンポよく進みます。

引きに引き延ばして、もったいつける展開がないのがいいです。

安定しているが、夫に依存してしまう専業主婦。サポートに徹しますといいながら、主婦の愚痴は決まりきって、夫と子供のせい、と、筆者の分析が伺えます。

かといって、仕事に生きるのは自立しているように見えて、孤独であり、何かあった時、誰も助けてくれないという不安。

これはどっちもメリット・デメリットがあるということですけど、対比によって実にわかりやすく提示してくれています。