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読書感想  世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

一流のビジネスマンの雑談は、対話、話す側と聞く側がお互いに理解を深めながら、行動と意識を変化させるような創造的をコミュニケーション目指した会話と言います。

具体的には次のような5つの意図です。

  1. 状況を「確認する」
  2. 情報を「伝える」
  3. 情報を「得る」
  4. 信用を「作る」
  5. 意思を「決める」

雑談を武器としてフル活用することで、仕事のパフォーマンスを上げ、成果を出すことを強く意識しているそうです。

雑談なんて、学生時代の休み時間に友達と話すみたいな感覚でした。学生生活について、その時間が楽しみでしたとか聞いたことありますが(僕はそうではありませんが)

雑談を武器としてフル活用。本当に突き詰めてますよね。

日本の大手広告代理店は、空き時間を見つけるとメンバー同士で雑談ばかりしていたチームと、仕事以外の話をしなかったチームを比べると雑談をしていたチームの方がパフォーマンスを上回っていることになったそうです。

これは少し分かりますね。仕事以外の話をしないとなると、ちょっとした気になることが聞けず、まあ、いいかと詳細を聞かず、仕事を進めてしまった結果、食い違いが発生して仕事が進まない。というようなプロジェクトを見たことがあります。

とはいえ、雑談にも程度というのがあると思います。

1on1では、かしこまってしまうため、著者はそういう機会は設けず、一緒にランチに行ったり、移動中の車内でちょっとした空き時間で雑談するようにしているそうです。

それだと一部の人と話す機会を失ってしまう気もしますけどね。

マネージャーはもっと自分の「弱み」と開示してもいいと筆者は述べます。「悪いけど、助けてほしい。メシを奢るから」と素直に頼めばいい、と。

これ大事だと思います。昨今の日本企業は中間管理職への負担が大きすぎる印象です。かつてほど会社が伸びなくなったせいか、役職者の椅子は限られ、その上、仕事の負担は大きい。

中間管理職がどんどん首がすげかわるのを目の当たりにしてきました。

雑談の最初のミッション

  1. 相手の状況の確認
  2. ビジネス状況の確認
  3. 新たに必要となる情報の確認

相手に話をする準備ができているかを確認することが第一段階。

相手がバタバタしているようであれば「何かありましたか」「お疲れですか?」と聞いてみて本題に入れるかどうかを判断します。