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読書感想「スティーブ・ジョブズ 世界を興奮させる組織のつくり方」

スティーブ・ジョブズ 世界を興奮させる組織のつくり方

会社の規模が何十億ドルにもなると、なぜか。夢というものを失ってしまいがちだ。会社を経営する人間と、実際の仕事に携わる人間との間に、何層もの中間管理職が組み入れられて、働く者は製品に対して本来抱くべき愛着や情熱を感じられなくなってしまうのさ。

まさしく、そうした事態を目の当たりにしました。

何かをするにも何層もの中間管理職に報告しないとならない。

ちょっとした仕組みの変更に、いくつもの人間を説得しなければならず、何年もかかる。

ちょっとした導入なのに、社長の出る会議で許可を取らないとならない。

そうするにはどうすれば良いのか? 発言の続きは、こうです。

そんなところに、創造力あふれた人間が現れて、これこそいけるというものを見つけ出したとする。でも、それを実現するためには、五重にも積まれた管理層を説得しなければならない。だから、すぐれた人間は会社を去っていくこととなり、あとに残るのはごくごく普通の人たちという結末になるんだ。そんな味も素っ気もない企業にしたくないのなら、優れた人間たちの小さなチームをいくつも作って、それをまとめ彼らに思いきり夢を実現させてみたらいいのさ。僕たちはエンジニアじゃなくて、芸術家なんだから

グーグルでも3〜5人くらいの小さなチームをたくさん作り、それぞれのプロジェクトを進めていく形式を取っています。