A 「これをBさんにお願いできますか」
ぼく「わかりました。お願いしておきます」
ぼく「Bさん、これをお願いします」
B「できました。ご確認をお願いします」
ぼく(忙しいからいいや。何も見ず、もうAさんにお願いしちゃお)
ぼく「 Bさんできたようなのでお願いします」
A「え、これ違くないっすか」
ぼく「本当だ」
これはやっちゃいけない右から左へマネジメントだなあと反省しました。
以前の職場の上司が
いや、確かにおかしいんだけどさ、部長がこう言ってるんだよねー。よろしくね。
みたいな振り方をしてきたことがあります。
おかしいんだったら、自分で部長と闘ってきてくれよと。
この会社は、社長の言ったことを全くブレイクダウンせずに、一番下までおろしてくる
なんて嘆いていた人もいます。
まあ、そうだよな、と。あんたたち中間管理職は、何のために存在するの?ってなりますよねえ。
では、どうするのがいいか。
自分なりの付加価値をつける
一つは、自分なりの付加価値をつけること。会社の同僚で、店長経験がある人がいて、その人が言っていたことは
同じことを言っても、人によって捉え方は違う。言葉を変えて同じことを言う必要がある
だそうです。今の会社だとアカデミックなメンバーが多いので、
「いや、それそのまま言っても伝わらないでしょ」ということがあります。そこを「翻訳」してわかりやすく伝えてあげる、と。
直接やりとりさせる
もう一つは、直接、やりとりする場を作る。多くの人は、どうしても人見知りして知らない人とやりとりするのは敬遠しがちです。
冒頭のAさんとBさんの間にぼくが入っていますが、AさんとBさんがやりとりするミーティングを設定するなりして直接やりとりさせるというのも一つの手です。
もちろん、そのままお任せではなく、適宜ギャップを埋めるために合いの手を入れてあげる、と。
さいごに
中間管理職は、そのギャップを埋めるための役割です。上が決めたことを、言うことの聞かない下に聞かせるつまらない仕事でもあるんです。
自分には決定権もなく、自分が決めたわけでもないことを説明するだけのストレスの溜まるお仕事でもあるんですよねえ。