日本酒だけでなく、現代を生きる本です。
知り合いの酒屋も実際、コロナによって、家飲みで買う人は増えたけど、やはり飲食店の購入が減って、全体的には減ったそうです。
でも、私はこの時、「グレート・リセットが来た……」と感じていました。そして、「コレだよ、コレコレ! 君たちね、世界中が同時に経験しているこの困難、逆境を我々はどうやったら乗り越えていけるのか、いまから身をもって体験できるぞ」と社員に伝えていました。 実際、チャンスだと思いました。
筆者は、コロナ以前に退職者続出などの経験があり、心の底から笑顔になれる酒。気楽で、楽しく、うまい、本当の日本酒を取り戻す。という気概を持ち続けています。
「コロナで会えなくなった」のではなく、「コロナで会えるようになった」ことで、信頼関係を構築できるようになったのです。
ということは、まさしくそうだなと思います。
普段だったら遠隔地の顧客や仲間と身近に仕事をできるようになりましたし。
- 「やはり時代が変わらざるを得ない局面では特に、私たちも変わっていかないと生き残ることはできないんだな……」
- この「環境が変わる」ということを父たちの世代は経験してこなかったから、「個人の頑張り」のところに原因を見出すしかなかったんだと思います。
これらの言葉は今の日本全体に必要な考えではないでしょうか。