昔、酒癖の悪い上司にぶん殴られたことあります。
親父にも殴られたことないのに。
その上司は女性にも手を上げたこともありました。
といっても、この本はそういう歴史上のひどい酔っぱらいをした本ではないです。
酒と生物の歴史です。
どうしても歴史って古代から始まるのですが、その古代の話って面白くないですね。
また、全般的に題材選びや表現が面白くありませんでした。酒が楽しく飲みながら読める本ではありません。
考えさせられるのはラム酒の話。
イギリスの貧困層はラム酒の魅力に取り付かれてしまい、子供の衣服を売ってまでラム酒を飲もうとして逮捕されてしまうという事件も起き、ラム酒は取り締まられることになります。
その反面、囚人に労働をさせる上で、ラム酒を与えるとやる気を出して、無事に教会を建てることが出来た。
酒は、薬にも毒にもなるということでしょう。