- 作者:ときど
- 発売日: 2019/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
全体的には以前読んだ、「東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない」と似た内容です。
努力2.0というのは「レールに沿って生きる」→「嫌なことはやらない」という筆者の考え方の変化です。
私も筆者と同年代の人間だから、より共感するのかもしれませんが、時代は変化しました。
学生時代はいい大学に入って大きな会社に入るのが一番良いと言われてました。
ですが時代は変化し、芸能人並みに稼ぐYouTuberやプロゲーマーといった新しい職業が出てきました。
プロゲーマーも渡航費などは自腹とはいえ、それなりの額がもらえているようです。
そういった時代の変化の中で、どういった努力をしていけばいいのかを考えながら読むとより一層楽しめる本でないかと思います。
調整
ゲームという特性上、アップデートがかかってキャラクターの性能に調整が入る。
以前は新しい作品を出すごとに調整していたが、最近は同じ作品のまま調整がかかる。
簡単な技やキャラクターに依存していれば、この調整により一気に優位性が消し飛ばされてしまう。
それが予告もなく調整が入ってしまう。
ただ、調整に備えて準備はできる。あまりに楽なことは、調整が入るなと考えて、バックアップのキャラクターを準備しておくことが出来る。
自宅環境
置くのはベッドだけ。
自分ではズボラだから、家に出たくない。
家が居心地が良いと外に出たくなくなる。だから、出たくなるように家にはベッドだけ。
ここまで極端なことがなかなか出来ないんですよね。
成績は実力を反映しない
これから期待出来そうな若手で出てくるゲーマーを挙げるとプロゲーマーによって違うという。
成績は実力を反映しないから。勢いで勝ち上がるほど、壁にぶつかると伸び悩む。
自信持って挑むのだが、既に研究されており、勝てなくなってしまう。
プロゲーマーもプロスポーツのレベルに達していると感じる話です。