連休最終日に上野の東京都美術館で開催されるクリムト展に行ってきました。
連休最終日ですが、混んでました。
チケット売り場で20人くらいの行列でした。
前売をオススメします。
私は、最近まで全然絵画に興味なかったからここまでの盛況ぶりは予想してませんでした。
私語でうるさかったり、絵の前への人だかりで参ってしまいました。
逆に言うと、こういう絵には人だかりが出来て人気があるのね、と他の人の鑑賞方法がわかったりします。
とはいえ、平日に行った方が良いでしょう。
やはりベートーヴェン・フリーズでしょう。
黄金の騎士が旅立ち、敵に出会し、楽園にたどり着くまでの歓喜という一大ドラマが演出される壁画です。
これはミュージアムならではです。
また、ユディットはよく画家に描かれるテーマです。
敵軍に潜り込み、司令官を首を落とす残虐なシーンをいかに描くかにクラーナハやカラヴァッジョが挑戦しています。
クリムトは官能的な恍惚の表情を浮かべるファムファタル(宿命の女)を描いています。
右下には敵軍の司令官の首が描かれています。
グスタフ・クリムトは、ユディットやベートーヴェン・フリーズなどを手がける金色を用いる黄金の画家としてのイメージが強いのですが、へレーナ・クリムトという姪も描いています。
【作品解説】グスタフ・クリムト「ヘレーネ・クリムトの肖像」 - Artpedia / わかる、近代美術と現代美術
真横という構図もあいまって新鮮です。
クリムトではありませんが、フランツ・マッチュによる「女神(ミューズ)とチェスをするレオナルド・ ダ・ヴィンチ」は初めて見たのですが面白い着想です。
これもオススメします。