本書で語られる起業から発展までの話はフィクションですが、実話をいくつか組み合わせた話となっています。
つまり、よく陥るパターンを紹介しているのです。
起業ってそうなるんだ、と思いましたね。
- ビジネスで成功するには、とにかくタイミング。参入する商品や事業を見極めないと、どんな天才経営者でも上手くいかない。
- とはいえ情熱を傾けられるビジネスでないとダメ。
- まずは顧客探しに苦労する。こちらとしてはすぐ契約してほしいが、向こうもそれなりの金額なのに検討に時間がかかる。
- 自分が稼げば稼ぐほど、妻や恋人といったパートナーは嫉妬もしくは絶望し、非協力的になってしまい、ギャップが出来る。
- 成長期の前半に、経営者は恋愛しやすい。創造的なエネルギーが高まるから。これが不倫や浮気につながることもある。
- 子供は夫婦間の関係を取り持とうと病気になることがある。
- 極端な話だが、子供が2人いて、1人がヒーローになると、もう1人は悪い子になる
- 成長期も進むと、起業家は遊んで、アイデアを持ってくるのがいい。ずっと居続けると、その後を支える実務家と管理者と上手くいかない。
チームで機能する会社を作るためには
- 母親の出番
- 父親の出番
- チーム体制づくり
まずは母親的な愛を注ぐ。ここで紹介されているのがグッドアンドニュース。
そして、父親的な規律やしつけ。そしてチーム体制づくりができる。
本書ではステップ1について長い尺が使われており、チーム体制作りには副社長になる女性が解決するややはしょり気味に展開してます。