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読書感想「NO HARD WORK! 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方」

NO HARD WORK! 無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方 (早川書房)

原題「It Doesn’t Have to Be Crazy at Work」ですか。

邦題の方が、短くていいですが、この本は、無駄を減らす、生産性を高めるといったことよりも、本題はCalm Company(穏やかな会社)が主題にあると感じました。

著者の会社Basecampは、サービスの売り上げのみ利益を上げており、非上場企業です。

もっと利益を出せと言ってくるような株主もいませんし、中期計画を説明する必要のある株主もいないのです。

そういった背景があるからこそ、週40時間労働、いつまでにこういう機能をリリースするという約束もしないといったことが実現できるのだと感じました。

他社と自分たちの製品を比較もしません。

それでも考えさせられるのは、メールやメッセージで仕事を遮断されるのは避けろ、ということです。

通知で遮断させられると、集中できる時間が取れなくなる。

そのために、相談してもいい時間を設けているそうです。

メールやメッセージで返信が来なくても不安にならなくていい、相手は仕事をしているだけなのだ。そんなにすぐに会社は破綻したりしない、と。