人生100年の時代。誰もが年老いていくのに、100年間結果を出し続けられるのでしょうか。
私にはさっぱり自信がありません。
組織に属して老害化して自覚もなく、組織から追い出されるような気がしてはならないのです。
そういう中で読んでみることにした本です。
大多数が三流の中で、三流の上に立つのは一流ではなく、二流になってしまう。
二流のリーダーは周囲は三流のフォロワーで固める。二流のリーダーが去ると、三流がリーダーになって、より組織は成り下がってしまう。
意図的に天才を引き上げる必要がある。
そうしないと人材は均一化された凡人になってしまう。
それは、「天才を殺す凡人」という著書で述べられているロジックに近いです。
残念ながら凡人に天才を見抜くことはできません。よって、リーダーに一流を据続けるのは難しい。
劣化したオッサンに対抗する方法
- オピニオン ... おかしいと思うことはおかしいと言う
- エグジット ... 権力者からの影響下から脱出する
そのどちらも行わないことは無言で組織が正しいと認めていることになる。
この二つは、最もわかりやすいフィードバック。
不祥事続きの組織が改善されないのは、そうしたフィードバックがないことから来る。
年長者は敬われるのか
若い人の方が画期的なアイデアを生み出すことが多いです。
そのため、若い人に権限と裁量を与えた方がいいと言うことでもあります。
若い人より年配の人の優れているのは知識と経験です。リーマンショックなどの長年で稀な出来事を経験している。
しかし、現在はデータベースにこうしたことも蓄積され、学んでいた知識も10年で変動していく、そうした利点も失われていっています。
その中では支配型リーダーシップからサーヴァントリーダーシップが求められていくことになるそうです。
部下の言うことを傾聴し、部下の自主性を尊重する。
オッサンが輝かないと社会はならない
人生100年の時代に、壮年から老年の時代が輝かないと、社会は明るくならない。
それはそうでしょうね。人生100年なのに歳を取ったら、邪魔モノ扱いでは、人生100年の時代なんて、世の中真っ暗です。
そのためにはサーヴァントリーダーシップを発揮し、時にはパラダイムシフトを行う。
パラダイムシフトとは新しいことを学び直すことです。いつ始めても遅すぎることはありません。