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マネジャーのジレンマを描いた書「会社の中はジレンマだらけ」

自社でもななめ会議を導入していることもあり、以下の本を読みました。

www.kobunsha.com

今の時代、部下を育てても会社を出られてしまい、育成コストを回収できない、仕事を任せてしまえば、自分は現場から遠ざかってしまう。

そうしたマネジャーのジレンマについて切り込んでいる本です。

1on1

部下のためのミーティング。

部下のための時間をきちんと取るだけで効果がある。上司が黙って話を聞いてくれるだけで部下はモチベーションが上がる。

終わった後、部下が「今日の1on1は私のための時間として有意義だったな」と思えるものが1on1。

ななめ会議

  1. マネジャーについて部下たちが発言する
  2. ホワイトボードに書き出された部下の発言について人事部がマネジャーに話す。
  3. 全員が集まり、マネジャーが今後の行動計画を発表する

部下が上司の成長のためにやる会議。

ヤフーでは社長もやっている。

ジョハリの窓に通じる話で、自分が知らない他社が知る盲点の窓について知ることで、自分も他社も知る開放の窓を広げていく。

フィードバックの重要さ

耳の痛いことでもきっちり通知し、本人の立て直しの手伝いをすること。

人は他社から指摘されて初めて自分の姿やあり方を調整できる。だから、上司が部下に正しくフィードバックする、部下から上司から正しくフィードバックを受ける、というのは部下育成の根幹。

フィードバックのポイントは、

  • Situation(どのような状況で)
  • Behavior(部下のどのような行動が)
  • Impact(どのようにダメだったのか)

鏡のように伝える

  • 批判しない(見えたものを冷静に伝える)
  • ほめるな(変に褒めると効果が薄まる)
  • 正しいことをいう時は言葉を選べ

ギャップと現状を意識させる

  • 解決策を共に考える
  • 学び直しのお手伝いをする