転職した私でしたが、いざ入社してから改めて自分が何のために来たのか知らされたのでした。
使命とも思える重いミッションが告げられたのです。
求人票だと、
などとざっくり書いてありました。
が、社内資料としてはこのシステムのこういった機能を担当できる人が必要で、
といった重み付けと詳細な説明が書いてありました。
ここまで求める人物像を明確にした上で、人事に求人を依頼していたというのが伺えます。
今になって、中途採用ってそういうものなのねと思ってしまいました。
技術がより先鋭化されてきた
エンジニア求人6倍とも言われるそうですが、「どこが?」と私の転職活動は惨憺たるものでした。
私に対するニーズが低いことは前々からわかっていたことですが(笑)、加えて業界として求められる人材に対して細かい要求がつくようになったからなのではと感じました。
言語もJavaやC#に加えて、今は、Go、Ruby、Scala、さらにモバイルだとSwiftやKotlinと技術が先鋭化されて枝分かれしてきた印象です。
Twitterでこう言う人材が欲しいというのを見ていると、あくまでも呟きとはいえ、そんな理想の美少女みたいな人、いるのかなー?と思ったりします。
最近のエンジニアの採用を見ていると、妥協せずに良い人材を採用しようという動きが強いです。
よい人材と巡り会えなくても、選考レベルは下げない エンジニア採用で大切にすべきこと - ログミーTech
現実問題、今のメンバーで出来ないから出来る人を中途採用で追加してもらいたいと考えるのは自然です。
ただ人手が必要なら新卒を採用して育てた方がいいでしょう。
よって、中途入社する人に求められるものは大きくなります。
こうした事情はエンジニアだけにいったことではなく、今の日本が人材不足ではなく、雇用ミスマッチによることと同様なのかなと感じます。
とはいえ
先ほどの社内資料にも
そうした(C++などのスキルを持つ)技術者を探すのは難しい。
と、補足がありました。
最近、流行りのSREについても募集している会社さんに聞いてみると、完全に合致する人間を取るのは難しい、適性のあるインフラエンジニア を育てるというのを聞いたことがあります。
よって、チャンスがあるなら応募すべき、お祈りメールになっても気にせず次へ、なのかなと思います。
面接の結果は、向こうのニーズや採用状況とこちらのスキルを照らし合わせた結果なので、あの受け答えが悪かったかなあとか反省しても仕方ないと思います。(ただ、人間性を見ることの多い役員面接は別な気がしますが)
ある程度、スキルアンマッチだったとしても、特に若ければ採用の可能性は十分にあります。
私も若くはないですが、スキルに完全合致せずとも採用してもらえて転職できました。
また、IT業界の全ての会社が、そうした細かい採用条件で人材を求めているとは限りません。
最近、SNSで勢いのある人はWeb業界以外はダメみたいなレベルの扱いで情報を発信してますが、Web業界ってIT業界全体の3割という話も聞いたので狭き門かと。
スタートアップはスタートアップなりの大変さもありますし。
私自身、別業種からのスタートで、SESの経験もしてます。
いきなり希望の仕事ができるに越したことはありませんが、回り道でもSESや受託開発などの会社を経験して、より上の入りたい会社を目指すという方法もあるかと思います。