より良いエンジニアを目指して

1日1つ。良くなる!上手くなる!

次の会社によろしく、前の会社にまた飲みにいこう

転職して、5月から新しい会社にお世話になることになりました。

サラリーマンであることよりエンジニアであることを選んだ

今はいいけど、将来的には転職せざるを得なくなるんじゃないかなーという予感が自分にありました。

実際に手を動かすよりは、会社の方針としては外注に開発してもらうというスタイルにシフトしていきたいこともわかってました。

ある時、開発環境は外部のネットワークから遮断されなければならないという話を上が持ち出したのでした。

技術情報をインターネットで調べることもできなくなります。

お前たちはWordで仕様を書いて、外注に開発してもらえばいい、ということなのだろうなとガッカリしました。

「うちは開発会社だ」と言う人が推進したことです。(ちなみに、私はこの会社をSE/サポートが主体となるサービス会社と捉えています)

これは論外として客観的に会社を眺めたとき、会社としてはマネージメント志向の高い人が必要になっていくだろうと感じてます。

逆に自分のような技術志向の高い人間の居場所はなくなっていくだろう、と。

はっきりとそういう戦略を言われた訳ではないのですが、漠然とそれを感じつつあったのが転職を考えた背景です。

理由としては、それだけではありません。ここには書けないというよりは、上手く説明できません。

オフィスは綺麗ですし、ここで働く人々の人柄も良いです。給与面で不満もありませんでした。

なので、転職活動しても、応募した会社は今の会社より悪いなと感じることは何度もありました。

転職活動して他の会社を見れば、自分の会社の良さも再発見できて気分一新で取り組めるとも思っていました。

それでも転職活動を続けて転職に至りました。

それは、この会社でこういうことをやってみたいとか、この会社をこうしたいという「やりたいこと」が見えなくなってしまったことだと思います。

前の会社を振り返ってみて

思えば、前の会社に入る前はSESという客先常駐のスタイルでPHPなどの案件をやってました。

C#の案件がやりたいんですといっても社長にいつかきっとなれるとか上手いこと言われていたのですが、あの営業が気に入らないとか主観的な理由で案件を転がされた結果、そんな風に案件を選ぶんなら、自分で案件を選んでやる!(=転職)と決意したのでした。

また、小さい会社だったので、グループ会社のような資本が安定した方がいいという考えでした。

そしてdodaで一番上にヒットした求人が

  • C#
  • 自社製品がある
  • 安定したグループ会社(当時)

として希望条件を満たしており、エージェントもなしに応募して、そのまま内定という形でした。

受験などでは第1志望は決まって不合格でしたし、人生でもっとも幸運な出来事の一つでした。

4年在籍したことになりますが、客観的に自分の仕事ぶりを振り返ると入社してから2年間はとても良かったんじゃないかなと思います。

自分の裁量で仕事は進められてましたし、前職で出来なかったことをどんどん叶えていくことが出来ました。

望んだC#の開発に取り組むことも出来ましたし、自動テストや開発ツールといった開発基盤を築き、開発業務の最適化を図ることが出来ました。

ただ、3年目以降は、上があれこれ口出ししてくる割に具体的なビジョンが感じられず、ムダが増え、やる気が削がれるだけでした。

また、自分の挑戦したいことがあっても、制約があるがゆえに出来ず限界が見えてしまいました。

周囲からは私の転職に驚かれてました。私が影が薄いからでしょう。

いざ転職して振り返ると遅すぎるくらいです。もう1年早く転職していた方が、周囲のためになったはずです。

不満分子になって会社の足を引っ張るよりは、スッとエスケープして、たまに飲みに行く仲でいいんじゃないでしょうか。

次の会社への展望

forkwellには「生涯エンジニアでいたいです」と書くなど技術志向の高いエンジニアとして転職活動をしてました。

C#でなくても技術的にチャレンジ出来るならば構わないという覚悟だったのですが、C#の仕事に転職することが出来ました。

  • C#
  • 自社製品がある
  • グループ会社ではなく、それなりの規模がある会社
  • 安定したグループ会社

といった希望に沿った会社です。面接での感触も良かったですし、ご縁がありました。

C#に加えてC++を使うようなコアな技術を扱う仕事になります。

バックエンドを地味にコツコツやるのも嫌だけど、JavaScriptとHtmlで綺麗な画面を作るのにもあんま興味がないというワガママな私がやりがいを感じるような仕事になりそうです。

というわけで、C#Pythonだけでなく、C++の技術情報も投稿していきたいと思います。

実は転職活動は非推奨派です

いざ転職すると周囲から転職活動の話を聞かれます。そうした転職マメ情報もブログに書いていきます。

が、実は私は転職をすることをオススメしません。

在職中の転職活動は大変ですし、仕事に悪影響です。といって退職してからの転職活動もなかなか決まらないと焦りが出てきます。

人はお金になるようで人材系サービスは増えてますし、多様化とか人材流動性などと聞こえのいい言葉には注意です。

どうしてもやってられないとか、どうしてもやりたいことがあるのであれば転職すべきですが、それでも転職は入ってみないとわからない博打です。

採用担当も認識のギャップがないように説明・質疑応答してくださいますが、やっぱり入ってみないとわかりません。

自分が応募する会社が完全に希望を満たす職場であると都合よく解釈するのは危険です。

そこをわかっているので、私は自分のことは必要最低限話さない割に、しつこいくらい企業について質問しますが、それが仇となって不採用になったこともあります(笑)

一意見とはいえ下記の記事を見たら、この企業、うっかり応募してたところだったぞ、とぞっとしました。

highcarrier.com

まあ、私が入れることはないでしょう。