F1は詳しくないですが、以下の記事にはびっくりしました。
日本人の人がF1チームの代表になるという記事です。そりゃあ、ホンダとか日本の資本を出していればわかるのですが、ハースというチームはそうではありません。
単身渡英して、エンジニアとなり、そこからF1チームの代表までステップアップ。
サッカーでは、日本代表のレギュラーのほとんどが海外でプレイしている時代になったとはいえ、1プレイヤーではなくチームの代表です。
これはなかなかすごいことなのではないかと思います。
そんな小松礼雄さんが、以前著された本がこちらになります。
F1の面白さをわかってもらうための本となっております。
特にエンジニア観点から見たドライバーの良し悪しについて語っているのは貴重です。
主にハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンになりますが、チャンピオンになったフェルナンド・アロンソについても語られています。
エンジニア視点から見るドライバーの難しさを感じましたね。
単純にドライビングスキルが高いとかではなく、エンジニアにどういう注文をつけるか、タイヤをどのようにして温めるか、見ているこちらが考えている以上のディティールがドライバーには求められるのです。
アロンソは、まずフリーなどのタイミングではマシンに注文をつけ、いざ予選になるとマシンに合わせたドライビングにするのだそうです。
主張もしないとならないし、現実も受け入れないとならない。どちらかだけではない、その押し引きが出来るんだな、と感心しました。
僕だったら、どっちかしか出来ないでしょうから。
チーム代表になられた小松さんですが、本書の中では政治的には動いていないといいます。確かに、そういう人はいたけど、リストラされてきた、と。
それは代表となってもスタンスは変えないようです。