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読書感想「夢の正体:夜の旅を科学する」

何気なく手にとって読んでみたのですが夢って奥が深いなと思わされました。

ティーブン・ラバージによれば、

人生の1/4から半分くらいは眠って過ごす。ほとんどの人はただぼんやりと夢を見ている。完全に意識を保ち、活動する機会を持ちながら、ただ漫然と眠っている。

と、眠りながら自分が夢を見ていることを自覚している状態である「明晰夢」になれば、夢の内容をコントロールできるようになるというのです。

そこから、本書は夢の正体には迫っていきます。

収容所にいた人々たちは収容所にいた時は、楽しい夢を見て生きながらえ、収容所を出た時は、恐ろしい夢を見るという自衛本能が働くこともあるそうです。

南北戦争の時、寂しくなった兵士たちは家族の夢を見て、生き延びる決意を新たにしたのだそうです。

夢が持つ創造的な力は、芸術家や発明家たちに特に利用されてきており、文学、視覚芸術、音楽、科学、スポーツ、テクノロジーとあらゆる世界に見られるそうです。

並外れて創造的な人は、鮮明な夢を見ることができる、と。

で、その明晰夢をどう見るか、です。

ほとんどの人は、夢日記をつけたり、特定の夢を見る練習をしたり、さらには明晰夢を見ることを覚えたりすることができるのだそうです。

またリアリティチェックといって定期的に今は、夢を見ているか、現実かをチェックするそうです。

しかし、どうなんでしょ。

ぼくが夢を見ている時、夢を見ているなと思う時はあります。で、夢から覚めます。

現実。とは限らないのです。夢から覚めたと思ったところまで夢だったりするのです。

ややこしい話なのですが、夢の中で、夢を見ているというマトリョーシカみたいなことがあるのです。