サイクリングでたまたま木場公園へ行ってみたら、すぐ近くに東京現代美術館があることに気づき、よく考えずに入ってみました。
行われていた展示は「百年の編み手たち」でした。
お手編みの展示でもしているのだろうか、なんて思いながら入ってみました。
現代になるにつれ、絵画に止まらなくなったことから、要素を集めて芸術を創り出すから編み手というものです。
作品は多いものの、疲れました。
この展示は個人的には、あまり楽しめませんでした。
モディリアー二とかピカソにまんま影響を受けて描いたような絵とか、よくわからないものを寄せ集めてオブジェにして、芸術と呼んでいるだけのなんたらのようにしか感じられず・・・。
そもそも現代芸術は私には難しすぎて、わからんのです。
とはいえ、その中でも目を惹いたのは、戦後の焼けの原を描いた絵でした。
あるもの抱えて人々が歩くさま。
本当に何もかも焼かれたのだな。と。
という有様が伝わってきます。
今、日本がどうだと言われますが、今より遥かに先が何も見えない時代があったのです。
下手をすれば、国民は働かず、政情不安、治安が悪い国で終わっていた可能性もあります。
そういう国が世界にはいくつもあります。
そうならずに日本の復興したこの国の先輩には感服します。
昔の錦糸公園を描いたような絵などもありましたし、当時の空気感を反映させていた絵などもありました。