11/17にイングランド代表と日本代表のテストマッチが開催されました。
出場メンバーであっ、と思ったプレイヤーがいました。
それは誰かという前に、
ワールドクラスのラグビー選手についてもう少し掘り下げてPythonで調べていたので、それについて紹介しようと思います。
今回は「試合あたりの得点について」です。
得点/試合
単純に得点を試合で割った1試合当たり何点取っているかを見てみます。
試合数は少ないですが、25-30の間にいる選手がいますね。
Pablo Guarrochena。アルゼンチンの選手です。
1試合だけ出場し29得点。幻の選手ですね。
1977年の選手なので、ググっても手応えはありませんでした。
と言っても、出場試合数の少ない選手については試合数あたりの得点はコンスタントに取った点とは言い難いですね。
40試合以上で1試合あたり10点より上の選手に絞ってみます。
やはりダン=カーター強し。1試合あたり14点。
ラグビーというスポーツの特性もあるんですが、すごいですよ。これは。
全選手の総得点が18得点なのに、14点を1試合で叩き出しているんですよ。
2試合もプレーすれば、世界の国を代表するラグビープレイヤーの平均得点をゆうに上回ってしまうという。
前回のW杯でも注目された日本代表の五郎丸歩も1試合あたり12.6点と、かなりのハイペースで得点を記録していたことがわかります。
確かにこの人がいないと、盛り上がらないかもしれませんね。
「じゆうちょう」にもなって子供達にも夢を与えた男ですから。
五郎丸じゆうちょうを買ってもらった大きくなった子供達が、日本主催のラグビーW杯で五郎丸が再度活躍してもらって
「オレ、持ってたよ、五郎丸じゆうちょう!」
「あった、あった。オレも持ってた」
と休み時間騒ぐシーンは微笑ましいでしょう。
現実は厳しいもので、テストマッチでは彼のキャリアは2015で終了しています。
総得点1000点も夢じゃなかったんですけどね。うーん。
これから得点を伸ばせそうなのは
現役選手に絞って算出してみます。五郎丸も現役ですが、テストマッチで-2018となってまだ『現役代表』の選手を絞ってみます。
40試合以上、1試合あたり8点より取った選手を対象にピックアップしてみます。
(10点だと1人しかいないので)
トップがオーウェン=ファレル。1991年生まれなので26か27。
1試合あたり10.9点。総得点も735点。これは前回紹介したボーデン=バレットを上回っています。(実は、ボーデン=バレットには不利な数字があるので、それはそのうち紹介したい)
欧州最高選手。数字もそれを示しています。
ですが、このオーウェン・ファレルは、日本戦ではなんとベンチスタートです。
試合開始
タイミング的に、代表の試合が始まる前に投稿すべきなのですが、試合後に書いた記事です。
この内容を元に私は録画した試合を見た感想を書きます。
前半
前半は15-10。
私、実は、日本代表の南アフリカ戦すらまともに見たことがなく、一回スタジアムで試合を見たくらいの人間です。
だからPythonを使いつつ、ラグビーについて知ろうという算段です。
面白いじゃないですか。
フィジカル弱い日本人じゃ、当たり負けするでしょ。と思ったのですが、割と押し込めるシーンもありました。
山田の動物的な判断でボールを奪ってからのリーチ・マイケルのトライ。
イングランド代表では、ジョージ・フォードの55mペナルティゴールは見応えありました。この選手がオーウェン・ファレルからスタンドオフのポジションを奪ったんですよ。
日本としては、もっと点が取れた惜しいプレーがありました。
これが、試合後に響いてきそう。
後半
後半からはなんとオーウェン・ファレルが登場。
- エディHCから「ラグビーボールを持って生まれてきたような選手」
- 父親は代表コーチ
- 一番人気のある選手
などと、イングランド代表はイトジェくらいしか名前が呼ばれなかったのに、武勇伝が語られます。
私が、ここでデータを出すまでもないほどのスーパープレイヤーということです。
後半は、日本代表に反則が見られるようになってきました。
前半はシンビンにより1人少ない状況の恩恵があったことを忘れてはいけません。
ジョージ・フォードがさらにペナルティゴールを重ねる。
その後、トライで15-20。
日本に反則があって15-23。ジョージ・フォードがペナルティーゴール。
正直、ここで勝負あったかというところ。
慌ててジョージ・フォードの情報をチェックします。
49試合で220点。
トライは少ないですが、ペナルティゴールとコンバージョンをコンスタントに残しています。
そして試合終了。
終わってみると押し込まれる苦しい試合でした。
ちなみにマロ・イトジェは、以下。
スーパー・マロと紹介され、この後、リーグでのプレーを見たのですが、相手をうまく抜き去ってトライなどスーパープレイをしていました。
ただ、この数字だけでは凄さは伝わって来ませんね。