2023-05-04 読書感想「モネのあしあと」 モネのあしあと (幻冬舎文庫)作者:原田マハ幻冬舎Amazon モネの経歴とその頃の美術史を紹介しています。 モネもゴッホなど当時の美術家同様に日本の浮世絵に影響を受けた人物です。 日本の浮世絵は、雨を線で描く、アシンメトリー、余白の美学、部分を大きくクローズアップして全体をイメージさせる抽象化といった新しい概念が彼らの刺激となるのです。 このあたりの概念を取り入れたこと、そして草や木を命が宿っているように描く、そうしたところが日本人の感性に合うと繋がってきます。 筆者のジヴェルニーの食卓についての話も記載されています。