西野亮廣はお笑い芸人だったのですが、現在はオンラインサロンや絵本の制作などに携わっています。
そして、ウォルト・ディズニーを超えることを目標としているそうです。
相方は身内の事件により活動が危うくなり、今はYouTuberとして活動しています。
西野亮廣が、そんなことをしているのを知ったのは、最近です。
先日、同じ部署の仲間と雑談をしていると
「近くのTSUTAYAが閉店になった」
「TSUTAYAって、今使います? Apple MusicとかYouTube Musicでいいのでは?」
「車、乗る時とかはCD必要なんよー」
「今、自分の興味のある曲しかレコメンドされない。自分の聞いたことない曲との出会いがなくなる」
「あと、曲の時間も短くなった。またいきなりサビから入る曲が増えた。これはパッと聴いて選んでもらうためだ」
「とはいえ、しょうがない。それが変化なんだから」
という、そんな話をしていました。
そう、変化していると。
副題の現代のお金と広告の通り、現代のお金の変化について考えらせられる本です。
「えんとつ町のプペル」をどうヒットさせたかを通して、現代のお金について書いた本です。
絵本業界は、親が絵本をじっくり選ぶ余裕がないから、子供の頃に読んだ絵本を買うことが多い。これにより新陳代謝がなくなっている。
そこで無料で絵本の内容を公開。しかし、子供に読み聞かせるにはスマホでは不便だろうから、絵本を買うだろうという読みがあったのです。
人は確認行動として本を買っていると。それが面白いとわかっているから買うと。だから、無料公開した方が売れるのだと。
1500円を払うきっかけがないだけで、人は1500円は持っている。どう出してもらうか。絵本の個展を行い、その出口で絵本を売れば買ってもらえると。旅行に行った時のお土産なら人は買うでしょ、と。それは確かになと思いましたね。
また、他の本の売り方に相談された時も本の内容の公開する。ただし、公開する内容は分散させる。そうすれば、内容がまとまった本を買うだろうと。
この本にも章の始まりには格言がありますが、これはSNSにアップしてもらうことを考えていると。
といった現代に合わせた本の売り方をしたのだと。
クラウドファウンディングについても書いてあって、集めた金額が話題になるが大事なのは金額ではなく、共犯者を作ること。
認知と人気は違う、認知ではダメで人気がなくてはならない。
貯金より貯信なのだという話が出てきます。