飲み物が歴史を変えるなんて、大袈裟じゃない?と思ってしまいますが、驚くなかれ、飲み物の力の偉大さを知らしめる本です。
コカ・コーラは、第二次世界大戦のアメリカ軍において軍需品扱いだったそうです。
アメリカ兵が、いつどこにいても5セントで飲めるようにしろとコカ・コーラを手配していたそう。
敵の戦闘機を撃墜した兵士に褒美として与えられたりしたそうです。
コーヒーにより、コーヒーハウスが出来て、議論が行われ、ニュートンが物理法則を見出し、ジョン・ロックが新しい思想を広め、それに影響を受けてフランス革命も起きた。
茶は中国からイギリスが輸入していたが、中国に輸出するものがないため、アヘンを輸出したことをきっかけにアヘン戦争となります。
飲み物が戦争や革命の引き金になっている。
そんな話です。
やや序盤が重い印象なので、あまり序盤が面白くなかったら、飛ばしてコーヒーあたりからでも読むことをお勧めします。