先日のInsider Dev Tourで持っていかれたのはWinUIの最新版のデモアプリ「ハッブル宇宙望遠鏡」でした。
GitHubでもリポジトリが公開されているので、デスクトップ開発者として家に帰ってすぐ動かしてみたくなったのでチャレンジしました。
その前にハッブル宇宙望遠鏡とは
周回軌道し、天体観測する宇宙望遠鏡です。
デモアプリはその望遠鏡が収めた天体の美しい画像を眺めることができます。
動かすまでの準備
以下のリポジトリをクローンなり・ダウンロードしてください。
動作環境としてはWindows10のバージョンが条件を満たす必要があり、UWPのSDKが必要です。
ソリューションをVisual Studioで開こうとするとSDKをインストールしてくださいと出ます。
またWindows10のバージョンも確認し、必要に応じて更新します。
私の場合は1803ですが、これでは古いので
Windows Updateで1903に更新しました。
ソリューションを開こうとすると、以下のような画面が開かれたので
インストールしました。
デモを動かす
あとはビルドして実行するだけです。
来た来たーっ!
縦長にすると上のようにレスポンシブに動きます。
UIについて、最近のMicrosoftは〜という意見もありますが、色々進化してますね。
デスクトップ開発者であれば、これは楽しむべきでしょう。
TODOをアンロックしていこう
リポジトリのコードではTODOコメントがいくつかあり、東京で@okazuki さんにデモしていただいたように一部がコメントアウトされています。
このコメントアウトを解除することで、新しいWinUIを楽しめるようになっています。
私の場合、csファイルのTODOはリストアップされるのですが、xamlファイルのTODOがリストアップされません。
StackOverflowを見ても仕様のようです。
大田さんによるとデモの時は、TODOで検索して、Ctrl+K,Ctrl+Hでブックマークして追加していたそうです。
ItemsRepeaterを使うようにすれば、プレビューを左端に動かしても繰り返しで、最後の画像に戻ります。
ブランチを切り替えてみる
これは、発表者だった@okazuki さんに教わったのですが、このリポジトリにはブランチが用意されています。
このブランチを切り替えることで、アプリの状態を切り替えることができます。
UWP-UI-Final は、デモ終了時のコード。全てのTODOが解除されています。時間がない方はこのブランチで最終形態を確認してみるのも良いかと。
WinUIとは
そもそもWinUIを知りませんでした。言葉自体、馴染みありませんでした。
Windows10でUWPアプリを開発するためのライブラリ、Windows UI Library、通常WinUIです。
追記(2019/6/24)
以下のように発表したご本人からありがたいアドバイスをいただいたので追記しました。
記事ありがとうございます
— かずき(Kazuki Ota | Love Windows & Azure) (@okazuki) 2019年6月24日
XAML内のTODOはTODOで検索して「タスク一覧へのショートカットの追加(Ctrl+K, Ctrl+H)」で事前にタスクリストに追加してました
あと、リポジトリーにいくつかブランチがあるのですが、ブランチ切り替えでデモ終了時の状態と3Dモデルにラベル付きのを見たり出来ます pic.twitter.com/2PSCYabmwq
@okazuki さん、ありがとうございました。