中古で「Windowsプロフェッショナルゲームプログラミング 」というのを読みました。
2002年(!)と日韓ワールドカップが開催されていた頃の本です。
もう昔の本ですね。
やねうらお氏
今では無料体験でプロのゲームが遊べます。
が、ひと昔前は、お金がないゲーマーの私はフリーウェアとしてインターネットに公開してくださるゲームをダウンロードして遊んでました。
その中で賑わったゲームがBM98というゲームです。要はビートマニアです。特徴として他のユーザーが曲を開発出来るというメリットがあります。
そのBM98を開発したのが、やねうらお氏です。
さらに、YaneuraoGameSDK.NETというのを公開されてました。
こちらを使わせてもらってゲームを開発していた記憶があります。結局、パフォーマンスが上手く出せず、ManagedDirectXに変更することになりましたが。
全体的な感想
肝心の本の感想を。
ゲームのみならず、C++全体に言える骨太なテクニックが展開されます。
その中でも気合が入ってるのがObjective-CのARC(automatic reference count)のようなスマートポインタの実装です。
でも、参照カウントって、循環参照に注意が必要だった記憶があります。
当時としてよくこれだけの知見があったなと感心します。値段以上の価値はあります。
当時の私もお金があったら買うべきでした。
脇に記載されている品の悪い小ネタがなければ星5つですね。
ハンガリアン記法は常識?
ハンガリアン記法でなかったら
Are you hungry?
と氏が思うという下りがあります。
一時代はよく使われていたテクニックです。今ではめっきり使われなくなったテクニックです。
IDEの進化の影響かなと思います。型がない言語においては今でも有効なテクニックではあるかなと個人的には思ってます。
ただし、C++ではいらないでしょう。
他の言語を学ぶ
C++に何が欠落しているか理解するために別の言語を学ぶ。と
他の言語と比べることでC++の特徴を知るという考え方はいいなと思います。