- がんは切らずに治る
- 抗がん剤は効かない
- 健診は百害あって一利なし
- がんは原則として放置した方がいい
また、こりゃ、新しい考えの本が来たなと。
筆者のがんに対するスタンスは手術しない、抗がん剤を使わない、モルヒネで鎮痛するだけというものです。
乳がんで切除したうちの10%は実は良性だった、切る必要がなかったとのことです。
民事療法などを勧めるわけでもありません。あとは放置です。
この本の内容を自分なりに受け止めると、がんは治らない、治らうのに、治るかもしれない抗がん剤や手術をする、医師に悪意はなくても死に至る病を無駄にお金を使っていることになり、怖いなーと思いました。
それはともかく、医師も商売なので、健診やしなくていい検査をしたり、飲まなくていい薬を出したり、する可能性はなきにしもあらずだろうな、と。
医師がストライキをした国で国民の健康が良くなったとか、がん検診をなくしたら、がん死亡率が下がったという話も出てくるのですがどうなんでしょう。
1日1食はマウスでは結果が出ているものの、アカゲザルではさほど変わらないという結果になっており、定かではないようです。
まあ、データをどう解釈するかの問題なんでしょうね。
ホームレスにハゲはいないから、髪を洗うのは1ヶ月に1回で十分だなんて話もあります。
これらを踏まえて、どう判断するかは本人次第なのでしょう。
話は逸れますが生存者バイアスを思い出しました。
爆撃機の被害損傷を抑えるため、帰還した航空機の損傷が多い部位を強化しようとしたところ、「生還した」航空機しか考慮していない、撃墜された爆撃機が損害評価に入っていないと述べた。帰還した航空機が損傷を受けていない部位を補強することを提案した話です。