面白かったです。
主に監督をピックアップして彼らの戦術を紹介する本。
監督の対比が面白いですね。
- モウリーニョのサッカーは要求がハードで2年目で優勝して、3年目で選手が離れて消費期限3年のパターン
- アンチェロッティはかつてはファンタジスタは排除していたが、ファンタジスタの共存を図る。
- ジダンは選手がファンタジスタにして、労働者優先の選手チョイスをする
- ナーゲルスマンはファンタジスタ3:労働者7が限界だとわかっている
ただ、大事なのは戦術ありきではなく、その戦術を選手に落とし込めるか。
いわゆるロッカールームの掌握です。これが難しい。
「俺が俺が」の選手たち、しかも場合によっては言葉が通じない選手たちをコントロールしないとならないのですから。
グアルディオラのような戦術を突き詰めるのがベストなのか、それもNOなんです。
レスターのように現代のトレンドのような足が使えるセンターバックやゴールキーパー、攻撃ができるサイドバックは避けて逆張りの発想でチーム構成するなんてチーム編成もあるのです。