以前の職場で、空気を読めという言葉が広がっていたのですが、それとは真逆のタイトル。
これは読んでみたいなと読んでみました。
格闘家の青木真也による本です。
凡人が空気を読んでしまったら、本当に「空気」になってしまう。「空気」は果たして幸せだろうか? 何かを達成できるだろうか?
ここまでドライにストイックに生きられたらいいよなあ、と思うんですよね。
- 友達がいない方が都合がいいとさえ思っている
- 友達がいることは揉め事が増える。関係を維持するために時として自分の考えや信念を曲げてしまうことはないか
- 周囲に流されることなく、常に隙間を探し、新たな技術を追い求め続けてきたことは、結果的に選手としての市場価値にも繋がっている。
- 利害が一致すればまた交わるのだから、違和感を覚えたら躊躇いなく縁を切って仕舞えばいい。
- 自分が人生をかけて打ち込めることを見つけられたら、人生の8割は成功だと思っている。
最後にこう締めくくられます。
あなたが買った服は本当にあなたが欲しいものですか? 今晩飲みに行く友達は本当に大事な人ですか? 僕からみると、多くの人は不要な人やものを抱え込み、自らの価値観を見失っているように思える。隣の芝生が青く見えてしまって、何が自分にとっての幸せなのかぼやけてしまっていないだろうか
「空気」なんか読まずに、自分で人生を選べばいいだけだ。