本書は、歌手である浜崎あゆみを主人公にした小説です。
恋愛小説とか、そもそも小説なんて読まないけど、読み進められましたね。
Mの存在の描き方が良かったです。
MaxMatsuuraであったり、専務であったり、マサと様々な局面で呼び分けている。
多忙の末、お互いの距離が離れていく形で物語は終わっていきます。
本書は最後に語られているように、これは事実に基づいたフィクションです。全てが本当ではないということです。
高校時代とかなんとなく聞いていた曲だけど、この歌詞にはそんな意味があったんでしょう。
本当に浜崎あゆみが二十歳前後でMへの手紙として書き上げたことについては演出な気もしますが、誰かしらがそうした気持ちでこの歌詞を書いていたのでしょう
男子校で、なんとなくゲームに明け暮れ、あの家庭科の先生が浜崎あゆみに似てるとか同級生と言っていた自分が、この歌詞の意味もわかるはずないですね。