まず、物事をピラミッド構造に構成するということ。
言いたいことは図を見せてもらえればわかった。ですが、いざ、自分で書こうとすると、難しいなあと。
いかにもそれっぽくまとまった文章でも、ピラミッド構造に整理すれば、伝えたいことが伝わる文章とは雲泥の差なのです。
このピラミッド構造を見せられてると、まず何から述べたいのか、そこから枝葉があるのだということを痛感します。
上司から
まず結論から述べよ
とか
それは枝葉の問題
といったことを言われることがよくわかります。
タラタラ喋ってしまうと、こういう理由があって〜、こういう問題があって〜と過程ばかりを話してしまい、まず何のこと?何を言いたいの?なってしまいます。
物事を箇条書きに整理し、その上で優先度順に並ベる。単純に簡潔に要点をまとめるだけではなく、その先の上質の文章を書かせる技術がこの本にあります。
ちょうど、アマゾンのすごいルールという本でパワポ禁止、文章としてまとめてこいという話がありましたが、箇条書きを禁止されて文章として書くなら、どうするか、という手がかりがこの本にあるような気がします。
といってもこの本での章立ての文章の書き方は箇条書きをベースにして、膨らませていき、最後を締めくくる書き方です。
導入部の構成
基本は以下。ただし、伝えたいトーンによって順序は変えても構わない。
- S(状況)
- C(複雑化)
- Q(疑問)
- A(答え)
行動の結果を述べる
特に日本人はソーシャルディスタンスとかAIとかわかったようなわかってないような横文字を使いたがるので大事かなと思います。
人的資源を移動させる
ではなく従業員の同レベルの責任ポジション間で移動させる
といったように、行動の考えは最終成果がわかるように記述します。
問題解決
- 問題を定義する
- 分析を構造化する
- 分析を実施し解決策を見出す
- 考えを伝えるためにピラミッドをつくる
そう問題解決についてもピラミッドを作るのです。