私は、ほとんど人に勧められて本を読むことはありません。そもそも人から本を勧められることがないのですが。
たまたまこの本を上司に勧められたので物は試し、興味半分で読んでみることにしました。
まず、本の始まりがすごい。
僕は40歳の時にGAFAのうちの1社にシニアマネージャー(部長)として転職をしました。
とありますが、タイトルがGAFAにあやかろうとし過ぎじゃない?と。うち一社なのに。
タイトルをよく読めばわかりますが、別にGAFAで学んだことではありません。
複合機メーカーの経営企画室でNさんという人から学んだことです。
嘘はついてませんが、GAFAで期待して読む本ではないでしょう。
というわけで、自分だったら読まないだろうなあという本です。人に勧められて本を読むというのは自分が読まない本を読む機会があるのだなと思いました。
本自体は簡潔で読みやすい本です。
まず、美味しいカレーの作り方について考えてみてと言う話です。
全体像が見えていないと筆者が指摘されるのですが、個人的には
!?
と正直理解できませんでした。全体像が見えていないという言い方はいいのですが、正直、そこと美味しいカレーの作り方を繋げる必要があるのかは読んでも理解できず。
と、話の始まりに続いて面食らってしまいました。
この本を勧めたのは上司なのですが、抽象化という言葉を使ったりするあの人らしいなあと感じました。
正直なところ、私としてはこの本の内容を理解することよりもこの本を通して上司がどういう考え方を好むかを理解したいのが主旨でした。
ただ、以降は割と参考になる話でした。
会議について
会議とは何かを決める場所。
そのために決裁権のある人を呼ぶ。
聞いていると当たり前ですがダメなマネージャーってこれができないのです。
呼びやすい人、使いやすい人を呼ぼうとする。
なので、結局、何も進まないと。じゃあ、呼べばいいじゃんとなるのですが、そこが人間関係の難しいところで、人間同士の力関係が働きます。
また、会議にきれいな資料はいらない。話すのに必要な資料があれば良いのでそこに時間をかける必要がない。
その他
- 情報は自分から取りに行く。他部署を出入りする。
- メールを見ない
- 仕事を依頼する場合は背景を説明する
- 完璧主義を捨てて、スピード重視