GEの上級幹部向けに行われるプレゼン研修におけるプレゼンのコツを紹介した本です。
プレゼンテーションのABCD。まずは、聞き手の分析から
- Analyze(分析)
- Build(構築)
- Construct(構成)
- Deliver(伝える)
まず、聞き手はどういう人か、聞き手に分かってもらえるにはどうすれば良いかを分析する。専門用語を並べ立てるだけでは伝わないことがある。
それだけでなく、誰に伝えれば良いのか見極める。10人の聞き手がいたら、10人全員に話しかけるのではなく、誰が意思決定者か把握した上で伝える必要がある。
聞き手は常に、「自分にとってどういうメリット(デメリット)があるのか」ということに最大の関心がある。
その上で、メッセージをどう組み立てるか。発表によっては、何が言いたかったの?というよくわからないプレゼンにならないようにする。
そして簡潔なスライド・資料を作り、聞き手に伝える。
10・20・30の法則
- スライドは10枚
- 時間は20分
- フォントサイズは30ポイント
この規程にスライドをまとめようとすると文字数が減り、簡潔なスライドになる。
ただスライドを読み上げるのではない。
リーダーとして、ストーリーを語り、組織をまとめながら前進させていく必要がある。
質問について
質問や反論はされるものではなく、求めるもの。自分のプレゼンの足りない部分を補ってもらえる役目がある。
ご質問をお願いしますと言う。