サントリー美術館の「information or inspiration?」展に行ってみました。
\いつもと違うサントリー美術館/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) 2019年5月19日
「information or inspiration?」展ではいつもとは違う見せ方でコレクションを展示しています。本展限りの変貌ぶりをお楽しみに!!#左脳と右脳でたのしむ日本の美https://t.co/daBWdyi7TK pic.twitter.com/qV0qjvpHrZ
室町時代や江戸時代の展示なのですが、一風凝らして、左脳で楽しむルートと右脳で楽しむルートというのを用意しています。
- 白(information)ルート … 説明と展示を楽しむオーソドックスなスタイル。とはいえ、やや本来の美術館より文字がかなり多い。
- 黒(inspiration)ルート … 純粋に展示を楽しむスタイル。ほとんどというか文字なし。
2周して2つのルートをそれぞれ楽しんでもらおうというもの。
ロールプレイングゲームみたいですね。
白から黒で進めるか、黒から白で進めるかですが、片方しか体験していませんが、白から黒をオススメします。
黒ルートは、凝った見せ方をしているとはいえ、白ルートで説明を読んで展示物について一通り把握した方が楽しめると思います。
またどちらかというと白ルートが混みます。通路は狭いですし、説明が多いので立ち止まる時間が長くなるためです。
時間がない方は黒ルートを先に楽しんで、気が向いたら白ルートで掘り下げるという形でもいいかもしれません。
西洋美術の美しさはあっても和の美しさを体験出来るのはここが初めてでした。
その中でも、尾形光琳の作品が素晴らしいと感嘆しました。
本当に美しい器だと感じます。
途中である透明な傘を通して足元に景色が影として映るというのもなかなかの趣向です。
黒ルートでもいくつか面白い演出でしたし、写真に収められる時代においてリアルでしか味わえない空間を体験できるアタリの展覧でした。